雑感2018/9/5
入院患者に言われた一言。
「人として扱ってくれてないやろ。」
なかなかズシッと来る言葉でした。
少し時間を遡る
この日はシフトの関係上、いつもと違う病棟で業務をしていました。
入院の方が来て、初回面談をしました。
まあ入院契機はというと食欲不振です。
さらに脱水により、もともとの慢性腎不全が悪化しており、補液を行うような感じでした。
以前も入院歴があり、そのときもあまりご飯は食べれてませんでした。
施設職員も
「もともと食は細いかたなので。でも最近はさらに食べなくて、水分もとるように促してたんですが…。」と。
持参薬を主治医へ報告。
さらに患者へ補液していることと持参薬の説明(一部変更があったので)を説明しました。
このとき少しだけ時間もあったので30分ほど雑談しました。
私「今年は暑いですね。なかなか食欲も出ないですかね?」
患者「まあね。なんとなく食べたいと思わない。」
私「なにか食べたいものありますか?ここは病院なんで、お出しすることができないかもしれませんが。笑」
患者「んー。わからん。好きなもんならいくらでも食べれそうやけどなー。」
私「点滴だけじゃなかなか栄養は十分とれないし、なにか希望があれば言ってくださいね。」
患者「もう歳やからな。まあぼちぼちいくわ。」
私「まだいまは体のだるさで食欲は出ないかもしれませんね。なにか好きな食べ物とかありますか?」
患者「なんやろなー。」
私「今日は私が来ましたが、ここの病院の担当薬剤師は別の方がいるのでまたなにかあれば教えてくださいね。」
こんな感じで入院日のみ面談し、このときは笑顔で話してくれてて、なにか器質的な原因があるのか悪性疾患?認知機能低下?うつ状態?などなど考察してました。
それからしばらく会うことはなかったです。
そして9/5(入院2週間くらいかな?)
またシフトの関係でこの人のところへ訪室したところ
あの一言が。
入院してからほとんど食事は食べておらずNST(栄養サポートチーム)から栄養補助食品なども提供されてましたがぜんぜん食べれてませんでした。
担当薬剤師からは
「入院のときどんな感じだった?はじめのこと知ってるし、話してあげてほしい。」と。
私「お久しぶりです。私のこと覚えてますか?」
患者「知らん。(目を合わしてくれず、かなり痩せてきてる…)」
私「入院のとき少しお話ししたんですがまた少し話をしようと思ってきました。なかなかご飯は食べれてませんね。」
患者「そんなことよりな。それ以前の問題や。」
私「なにかありましたか?」
患者「無言」
私「みんないろいろ食事を工夫して提案してるみたいですけどあまり合わないみたいですね。口に合いませんか?笑」
患者「別に。(かなり不機嫌な顔)」
私「なるべく希望に沿ってやろうとは思いますが、なにか食べたいものとかはありますか?」
患者「言っても無駄や。」
私「たしかに病院なんで用意できないものもあるかもしれませんね。言っても無駄ってことはなにか食べたいものあるんですか?」
患者「昨日も言ったけどほったらかしや。」
私「そうだったんですか!?もしかしたら用意できなかったのかもしれませんね。ちなみに昨日は何が食べたかったんですか?」
患者「蕎麦や」
私「いいですね!蕎麦なら食べれそうですか?」
患者「いらん。」
私「なんでですか?」
患者「それ以前の問題や。」
私「沈黙」
患者「お前らはおれを人として扱ってくれてないやろ。」
私「…なにか至らないところがあったんですか?」
患者「しらん。」
これ以上話しても「無駄」「お前らは人じゃない」
などの繰り返しでした。
久しぶりに胸にグサッとくる言葉を聞いた気がします。
なにかあったんでしょう。悪意をもって接する人はいないと思ってます。
なにか考えの相違が大きな溝となっているのでしょうか。
認知機能低下はもしかしたらあるかもしれません。真偽はともかくこの言葉を出すってことは相当だと思いました。
少し毎日顔を見に伺おうと思います。
読みづらくてすみません。
ブログもっと見やすくできひんかな?
P.S.
9/22発売の少年ジャンプからHUNTER×HUNTERの連載が再開します!
今回は早めの再開!約5ヵ月だって!
冨樫先生ありがとう!
欅坂46ありがとう!